山梨県立の老人ホームに勤務する男性職員が入所者の女性の顔を叩き、ベッドに押し倒すなどの虐待をしていたことがわかりました。

職員は懲戒解雇となりました。

山梨県の臨時会見:
「誠に申し訳ございませんでした」


職員による虐待が明らかになったのは、山梨県笛吹市春日居町の県立青い鳥老人ホームです。

山梨県の臨時会見 9日

県によりますと、40代の男性支援員が今年7月の夜勤中に入所者の女性の顔を平手で叩き、つねり、ベッドに押し倒したほか「そんなに出ていきたいの?」などと暴言を浴びせたということです。

支援員からの申し出を受けて施設側が調査したところ、部屋の見守りカメラの記録や入所者の傷痕から虐待が判明しました。

県と笛吹市は虐待と認定し、支援員は7月31日付で懲戒解雇となりました。

支援員は「女性に認知症のような症状も見受けられ、なかなか言うことを聞いてくれないことにイライラし、つい手を出してしまった」と説明しているということです。

この施設は夜間は1人で勤務にあたっていて夜勤体制の見直しなど、再発防止を図るとしています。

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