8日夕方に発生した、日向灘を震源とする地震について、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報 巨大地震注意」を発表しました。
2019年に運用が始まったこの「臨時情報」が初めて発表された、今、私たちの暮らしの中でできる「備え」を見直すことが大切です。ここでは、その一部を紹介します。

【防災グッズ・備蓄の確認】
▼防災グッズなど、いざという時の「持ち出し用品」や、非常食・水などの備蓄を用意・確認してください。
▼車の燃料が半分以下の場合は、給油してください。災害時は、緊急車両優先で燃料が給油されるため、一般車両の給油は制限されます。

【室内の対策】
▼地震の揺れに備えて、室内の家具を固定してください。
▼高い場所には重いものを置かないように、また、寝る場所や、部屋の出入り口、玄関などの近くは、倒れると危険なため、家具そのものを置かないようにしましょう。

【避難路や避難所の確認】
▼地震や津波の発生に備えて、自分が住んでいる地域の避難路や避難所を確認してください。
▼ハザードマップなどを活用し、近くの高台や、「津波避難ビル」に指定された建物など、避難できる場所を把握しましょう。

【連絡手段の"備え”】
▼災害時は、電話やインターネットがつながらない、また、つながりにくくなるおそれがあります。家族や親戚、職場の同僚など、身近な人同士で、いざという時の「連絡手段」や「避難する場所」を決めておきましょう。

このほかの「備え」や「臨時情報」については、住んでいる市区町村のホームページなどを参考にしてください。

大勢の人が慌てて一斉に準備を進めると、量販店などで生活必需品が買い占められたり、給油のためガソリンスタンドには多くの車の列ができてしまったり…と、日常生活に支障をきたしてしまいます。
"いつでも避難できる準備”をしたうえで、住んでいる市区町村が発表する情報を確認しながら、「慌てることなく、普段通りの生活を送って」ください。

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