8日午後4時43分ごろ、日南市で震度6弱を観測する地震があり、宮崎県に一時、津波注意報が発表されました。
気象庁によりますと、震源地は日向灘、震源の深さは31キロで、地震の規模を示すマグニチュードは7.1と推定されています。
各地の震度は、震度6弱が日南市、震度5強が宮崎市、都城市、串間市、震度5弱が小林市、国富町、三股町、高原町、高鍋町、新富町で、宮崎県に一時、津波注意報が発表されましたが、午後10時に解除されました。
この地震で、県内では日南市、宮崎市、都城市であわせて5人のけが人が確認されていますが、いずれも軽傷だということです。
一方、国道220号では軽自動車ほどの石が道をふさぎ、全面通行止めが続いています。
また、宮崎空港では欠航や遅れが相次いだほか、地震で配水管がずれ、数か所で漏水被害が発生しました。
ライフラインについては、電気・ガスは県内全域で影響がなかったものの、県内の一部地域で断水が発生しているということです。
日南市の一部地区では「水道水が濁っている」という情報が相次いでいて、市は市民に対し、水が濁っている場合はなるべく飲まないよう呼びかけています。
気象庁は、南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」を発表し、南海トラフ地震の想定震源域では、新たな大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まっていると考えられるとして、自治体などからの呼びかけに応じた防災対応を呼びかけています。
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