東京商工リサーチが発表した1日の情報によりますと、三沢市の(有)亀山木工と関連会社の(株)丸徳ハウジングは、7月24日に青森地裁十和田支部より破産開始決定を受けたということです。

負債総額は(有)亀山木工が債権者6名に対して約760万円。(株)丸徳ハウジングが債権者12名に対し約2000万円となり、2社で合計約2760万円だとしています。

(有)亀山木工は1946年に創業され、1991年3月に法人化された老舗企業で、従前より建具工事業を手掛け、関東圏の企業などにも受注基盤を構築。ピークとなる2000年5月期には売上高6827万円を計上しました。

その後は売上高4000万円前後で推移してきましたが、2022年5月期の売上高は32万円までに落ち込んでいたほか、赤字基調から債務超過状態にあるなど余裕の乏しい経営にあったとしています。その後も高齢であった代表者が病気となり、後継者もいなかったことから、事業継続が困難となり今般の事態となったとしています。

(株)丸徳ハウジングは2015年10月に設立され、住宅の防音工事やリフォーム工事などを手掛けており、2021年8月期には売上高5753万円を計上しましたが、過去の赤字から債務超過状態が続いていたもので、代表者が兼務する(有)亀山木工に連鎖する形となったということです。

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