女性が働きやすい職場を目指そうと、青森県警察本部は「生理休暇」を「F休暇」、「不妊治療休暇」を「ライフサポート休暇」と名前を変えて運用を始めました。東北初の試みです。

英語で女性を意味する「Female」の頭文字をとった「F休暇」は、これまで「生理休暇」として運用されていましたが、「名前が直接的すぎて申請しづらい」などの理由から取得が進んでいませんでした。

こうしたことを受け県警察本部は、女性警察官や行政職員など約500人から意見を取り、東北地方の警察署では初めて名前の変更に踏み切りました。

また「不妊治療休暇」も「ライフサポート休暇」に名前を変え、7月24日から運用を始めました。

県警察本部 警務課人事・採用係 原田恭一郎警部補
「名前自体も直接的ではなくなったので、男性職員も感じ取る部分や話しやすい部分は出てきたのかなと思います」

県警察本部 警務課企画補佐 戸嶋美智子警部
「女性にとって働きやすい職場は、当然男性にとっても働きやすい職場になると思いますので、困っている、変えてほしいという声を大事にしながら、組織運営に反映して働きやすい職場環境の構築に努めたい」

県警察本部では、2つの休暇について職員への周知を進め職場環境の改善に努めたいとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。