下北医療センターが青森県むつ市に建設を計画している「むつ総合病院」の新しい病棟の総事業費が、資材の高騰などで約88億円増加したことがわかりました。

下北医療センター管理者 山本知也むつ市長
「再積算の結果、総事業費は約350億円となり、昨年6月に積算した事業費から約88億円の増額となっております」

むつ総合病院を管理する下北医療センターは8日に臨時議会を開き、センターの管理者を務める、むつ市の山本知也市長が事業費の増加となったいきさつを説明しました。

むつ総合病院の新病棟の建設工事を巡っては2023年、入札が不調に終わっていて、改めて積算をしたところ建築資材の価格高騰や労務費などの上昇が影響し、総事業が膨らんだということです。

下北医療センター管理者 山本知也・むつ市長
「事業者の確保が非常に全国的に難しくなっているので、まずは入札をしていただけるような体制を1年間かけてやった結果が、事業費に跳ね返ってしまったという風に認識をしています」

下北医療センターは8月19日に再度入札の公告を行い、入札参加者の締め切りは9月27日としています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。