勤務していたコンビニで金を盗んだとして誤認逮捕された女性が国や兵庫県などを訴えている裁判が始まり、女性が法廷で取り調べ当時の状況などを語りました。

訴状によりますと、兵庫県尼崎市のコンビニエンスストアに勤務していた60代女性は去年12月、店から数十万円を盗んだ疑いで誤認逮捕されました。女性は「警察官が捜査を怠った」などとして、国や兵庫県などに計330万円の損害賠償を求めています。

8日から、神戸地裁で始まった裁判で女性は、「何人もの警察官から、『自分が盗ったと吐け』と言われた」などと当時の状況を語りました。一方、国や県は訴えを退けるよう求めました。

裁判後の会見で女性は次のように話しました。

(原告の女性)
「なぜ(警察は)会社の言い分だけを聞いてそのまま逮捕に至ったのかをはっきりしてほしい。会社にしては、何も答えが返ってこない」

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