交通事故防止の徹底を図ることを目的とした「夏の交通安全県民運動」が青森県内では7月に行われました。

こうした中、青森県警察本部は2023年に県内で5件を超える人身事故が起きた交差点として、青森市の3地点(・環状7号線 戸山交差点・西バイパスフェリー埠頭入口交差点・大野十字路 バス停前交差点)、十和田市1地点(東十二番町交差点 北西側十字路)、八戸市3地点(・四本松交差点・類家一丁目交差点・南類家1丁目交差点)の合わせて県内の7つの地点を発表。注意を呼び掛けています。

最も事故が多かったのは、「国道」と「市道」が交わる複雑な青森市の交差点でした。

事故の“要警戒エリア”「交差点」

ドライブレコーダーのとらえた映像…。

交差点に差し掛かった車が右に曲がろうとしたその時…。

車同士が衝突し、前の部分が大きく壊れた車はぶつかった弾みで進んでいた方向とは逆向きに止まりました。

多くの車が行き交う「交差点」は、県内でも全ての事故の半数以上を占める“要警戒エリア”です。

こうしたこともあり県警察本部はドライバーに注意を促すため、2023年、人身事故が多く起きた交差点を発表しました。

最も多く事故が発生した交差点とは…

最も多く事故が起きた場所は…「戸山交差点」です。
青森市戸山の「環7戸山交差点」は2023年に8件の人身事故が起きました。

この交差点は国道と市道が交わっている上に、高速道路の高架下も通る道路です。交差点の中心を起点として見た時に、そこから6つの道が伸びる入り組んだ道路の形も事故の発生に影響しているようです。

白川舞アナウンサー
「1、2、3、そして4、5、6いわゆる複雑な『六差路交差点』となっています」

事故の原因は、信号無視が5件、前を良く見ていなかったなどの注意を怠ったケースが3件ありました。

事故が多い原因は…

白川舞アナウンサー
「なぜ、こんなにも事故が多いのでしょうか?」
青森警察署交通課 竹浪敏幸 課長
「交差点の上を高速道路が走っているので、盛り土によって対向車や交差道路の見通しが悪いというのが1つ。それと、青信号が矢印信号なんですけども、それを誤認して、交差点に進入してしまう、それによって事故が起きるのが1つの原因となっています」

国道を曲がる時は、盛り土によって見通しが良くありません。

さらに、右折車の左側を向かってくる右折車が走り抜ける珍しい道路構造が複雑さに拍車をかけ、事故防止のために通行方法を示す大きな看板が設置されています。

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