8月4日に青森県東北町で発生した土砂崩れで、被害を受けた温泉施設を青森県の宮下知事が視察し、速やかに応急対策を行なう考えを示しました。

宮下知事は7日、8月4日に発生した東北町の土砂崩れの現場を視察しました。

現場付近では8月4日の午後4時から、3時間の間に49ミリの雨を観測していて、一時、洪水警報も出されました。

現場の地域は、県が1992年に急な傾斜地が崩壊する恐れのある区域に指定していて、土砂崩れを防ぐ壁も整備されている場所もありましたが、今回の現場は整備されていなかったということです。

崩れた土砂は、15mほど下にある「東北温泉」の1階に流れ込み、現在、温泉の営業ができない状態となっています。

現場を視察した宮下知事は、速やかに応急対策を行なう考えを示しました。

青森県 宮下宗一郎知事
「次の雨に備えた応急対策を速やかに行う、それに加えて急傾斜地対策として途中まではできているが、完成させるようにしたい」

東北温泉 沢田みのる代表
「ひと安心しました。早めに撤去しないと手をかけられないものですから、感謝しています。早急に早く対応するという言葉をいただいて安心しました」

県は7日から土砂崩れが発生した現場の本格的な調査を始め、土砂や木の撤去作業を進めるための準備を整えていきたいとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。