小笠原付近に発生していた熱帯低気圧について、気象庁は今後12時間以内に台風に発達する見込みだとしています。
気になる進路は?そして日本への影響はどの程度あるのでしょうか?

気象庁の7日15時の観測によると、熱帯低気圧は父島の南南西約210キロの北緯25度25分、東経141度20分にあって、ほとんど停滞しています。
中心の気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっています。

熱帯低気圧は今後12時間以内に台風となる見込みで、その中心は、12時間後の8日3時には父島の南東約150キロの北緯26度20分、東経143度25分を中心とする半径85キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。

台風の中心は、24時間後の8日15時には父島の北東約300キロの北緯28度40分、東経144度40分を中心とする半径110キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。

48時間後の9日15時には日本の東の北緯33度05分、東経145度55分を中心とする半径165キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルが予想されます。

72時間後の10日15時には日本の東の北緯38度05分、東経146度20分を中心とする半径260キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。

このまま台風へと発達すれば「台風5号」となる熱帯低気圧は、今後ゆっくり北よりに進む見込みです。

ヨーロッパやアメリカの予想を見ると、こちらも気象庁の予想と同様に日本の東へと進む可能性があります。
本州への直接の影響は、いまのところ小さい見込みですが、9日から10日かけて、熱帯低気圧から変わった台風がもたらす暖かく湿った空気の影響で、活発な雨雲が関東にかかる可能性もあります。

今後の情報に注意してください。

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