地下水の涵養(かんよう)を目的に、「JASM」や地元のJAなどが協定を結びました。
協定は半導体製造大手「TSMC」の子会社「JASM」に加え、熊本県菊陽町と大津町、さらにJA菊池の4者で締結しました。
協定は、水を蓄える効果が高いとされる白川中流域で、田んぼの作付面積を広げて地下水の涵養を進めることが狙いです。
協定では、JASMがこの流域で生産したコメを流通価格より高い値段で買い、社員食堂で提供することなどを盛り込んでいて、年間60トン以上を購入する方針です。
JASMの堀田祐一社長は「この協定で白川中流域で地下水の湛水事業が大きく前進することで、使用する地下水量の100パーセント以上を涵養するという目標に向けて大きな自信になる」と話しました。
JASMの第1工場は年間約310万トンの地下水を採取する計画ですが、県は今回の協定で年間最大300万トンの涵養を期待しています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。