夏休みで屋外でのレジャーを楽しむ人も多いと思いますが、気をつけたいニュースです。8月4日、富山市の大沢野地域にある野球場にサルが44匹いるのが目撃され、県は注意を呼びかけています。

竹内ジーナ記者:「おととい、野球の試合中にこちらのスタンドで、およそ50匹のサルが目撃されたということです」

4日午前10時ごろ富山市八木山にある大沢野総合運動公園の野球場で、中学校の野球チームの監督がサルの群れが移動しているのを目撃し警察に通報しました。

県によりますとサルのは44匹いたといいます。

公園によりますと園内でのサルの目撃は珍しくないとのことですが、人が大勢いる環境でこれほどの数のサルが群れで現れたのは珍しいということです。

相次ぐサルの大量出没に…

女子高生:「えーって。多すぎだしそんな襲われることないけど怖い」

女子高生にきのうサルを目撃した現場を案内してもらいましたが・・

竹内ジーナ記者:「いないですね」

育てた野菜がすべて…やりたい放題

一方、付近の畑では

農家の男性:「ニンジンみんな食べられてしまった」

被害はニンジンにとどまらずスイカやカボチャも収穫前にすべて食べられてしまったということです。

電気柵を設置するなど対策を講じていますが後を絶たないサル被害に。

農家の男性:「こっちの人も電気柵しているけどまいっているわ。ここ3人しか(農業やっている人)いない。もうやめてしまっている。30も40もサルきたらもうやめるしかない」

県によりますと県内ではサルの個体数が増えるとともに行動範囲が拡大していて、人間に慣れたサルも出てきているとのことです。

県自然保護課 中島剛さん:「ここが八木山地内であります。下から上に緑色の線があるんですけど河岸段丘というところでして、サルが生活圏として南から北へ随時移動している群れであります。その雑木林を利用して周りの田んぼや畑の農作物に被害を及ぼす群れであります」

県はサルと遭遇したときは目を合わせないことや大声を出さないなど注意を呼びかけています。

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