国内の生態系に影響を与える外来種を駆除している宮城県石巻市の大学生が5日、バーベキュー大会を企画しました。


捕獲したミドリガメやウシガエルなどを参加した人たちに味わってもらいました。

アカミミガメ、通称ミドリガメの肉を玉ねぎと一緒に炒めます。


石巻市で行われたバーベキュー大会は、石巻専修大学の学生4人が初めて企画しました。
4人は、ウシガエルなどの外来種の駆除を目的に、自宅近くの川で捕獲してその場で処理をし、自分たちで食べる活動を2023年から続けています。

5日はウシガエルの姿焼きのほか、ブルーギルを大葉とチーズで巻いたオリジナル料理を用意しました。

参加した人たちは、初めての食材を恐るおそる口に運んでいました。

ウシガエルを食べた人「鶏肉です…」
ミドリガメを食べた人「よくシカ肉を食べているんですけど、シカ肉よりもクセがなくて食べやすい。味付けとか含めてタンドリーチキンみたいな感じでおいしく食べられます」

企画した大学生の一人 奧山倖成さん
「ネットの記事だと本当かよと疑問に思う人もいると思うが、実際に食べておいしいということを知ってもらえた。外来種の見方が少し変わるのではと思っている」

今回のバーベキューは、外来種をよく加熱し、調理の仕方によっておいしく食べることができることを知ってもらうことが目的で、学生たちは、今後もこうした活動を通して、在来種の生態を守っていきたい考えです。

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