5日は、この夏、2度目の「土用の丑の日」=二の丑です。安くて、おいしいうなぎでこの夏を乗り切りたい。北海道内各地の思いを取材しました。
貴田岡結衣記者
「きょうも土用の丑の日!札幌市内のスーパーでは、うなぎがずらっと並んでいます。」
札幌市豊平区内のこちらのスーパーでは、「土用の丑の日」のために売り場を普段の2倍以上に広げました。
客
「うなぎを食べて昼からも頑張ります!」
貴田岡結衣記者
「こちらにあるのは、2種類のうなぎ。中国産と日本産は1000円ほどひらきがあります」
店頭価格は、中国産は1058円。一方、国産は2138円。
売り場に来た、こちらの女性は。
女性
「1000円も違うんだ…(中国産も)大きいですよね。厚さも結構あるので悩んじゃう。」
これは、2010年以降のうなぎのかば焼きの価格。まさに「うなぎのぼり」であることがわかります。
吉本水産月寒店 嶋村謙一店長
「ちょこっとずつ(価格が)上がっていってる。うなぎでいえば30尾サイズ980円(税抜き)で中国産のやつを売っているのでそれが一番売れる」
そんな中、割安感で店内がにぎわううなぎ専門の全国チェーンがあります。
北海道内にも5店舗ある「鰻の成瀬」は、二ホンウナギが半尾入った本格的な「うな重」を1600円で食べることができます。
藤田忠士記者
「外はカリッ、中はふわっ、コスパ最強です」
その安さのヒミツは厨房にあります。
このチェーン店には、うなぎ店で見慣れたあの「焼き台」がありません。
代わりにあるのが秘密のノウハウが詰まった最新式のオーブンです。
記者
「焼きあがっているものがお店に届くんですか?」
鰻の成瀬 本間基裕代表
「そうですね」
記者
「ここからどういう手順を?」
鰻の成瀬 本間基裕代表
「丁寧に蒸し上げてから、秘密のオーブンでじっくり焼き上げます」
「串打ち3年、裂き8年、焼き一生」といわれる鰻職人の世界は、ここにはありません。
鰻の成瀬 本間基裕代表
「職人の技がなくとも職人と同じような味が再現できる」
さらに、繁華街から離れた場所に店を構えることでコストを抑えているのです。
客
「コストパフォーマンスですね。夏バテしないように」
「ありがたいな、おいしいなと思っていただいております」
「土用の丑の日」に商機をかけるのは、うなぎ店だけではありません。
馬場佑里香記者
「特上を1つお願いします!」
一久庵店主 高田英雄代表
「はい、こちらです~」
馬場佑里香
「ありがとうございます…大きなうなぎです!」
姿を現したのはクリクリとした目が可愛いエクレアです。
留萌市の老舗洋菓子店「一久庵」では「うなぎエクレア」を限定販売しました。
馬場佑里香記者
「こちらが、うなぎエクレアの特上です。」
「カスタードクリームも濃厚です。トロっとしたチョコと、パリッとしたチョコの食感の違いが楽しめます」
胴体は、シュー生地で生クリームとカスタードクリームがたっぷり。
さらに、好みでうなぎのタレのようにチョコソースをかけることができます。
客
「とっても可愛らしい感じで。いつもマスターはアイディアの方なのでいつも楽しみにしています」
「上のほうだね。これ7匹。これみんなで分けて食べます」
一久庵店主 高田英雄代表
「うなぎが家族の中で嫌いな人がいると、うなぎが食卓に並ばないとか。片方だけうなぎが食べられるけどもう片方が食べられないっていうとちょっとかわいそうなので、そういう人たちがこのうなぎエクレアを食べていただいて土用の丑の日で夏を乗り切っていただきたいなと」
こちらのうなぎエクレア、当初予定していた60個はすべて予約で完売したということです。
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