鳥取県議会のゴルフ同好会の会費230万円を私的に流用したとして、業務上横領の疑いで書類送検され、7月に起訴猶予となった松田正議員が、5日、記者会見し、議員辞職の考えがないことを改めて述べました。

松田正 県議
「これもご批判あろうと思いますが、残された任期について今まで取り組んで参った県政課題について取り組んで参りたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。私からは以上です、本当にこの度は申し訳ありませんでした。」

米子市選出の松田議員は、県議会ゴルフ同好会の幹事長をしていた2016年から去年6月にかけて、同好会の口座から繰り返し現金を引き出し、うち230万円を私的に流用していたとして、今年5月業務上横領の疑いで書類送検されましたが、7月、起訴猶予となりました。

松田議員は議員辞職を考えたことも、命を絶とうと考えたこともあったが、支援する人から、
「辞めるな、頑張って恩返しするのが仕事だ」
などと、声が寄せられたことを明かし、
「信頼回復は難しいが少しでも認めてもらえるよう頑張りたい」
と、述べました。

なお次の県議会議員選挙には立候補するつもりはないと述べ、2027年4月までの今期限りの議員活動となります。

私的流用の発覚後、松田議員は所属していた自民党から除名され、鳥取県議会は、去年12月、松田議員に対する辞職勧告決議案を全会一致で可決しています。

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