比叡山延暦寺で開かれた「世界平和祈りの集い」で黙とうする大樹孝啓天台座主(左から3人目)ら=4日午後、大津市

 天台宗総本山の比叡山延暦寺(大津市)で4日、仏教やキリスト教、イスラム教など国内の宗教家らによる「世界平和祈りの集い」が開かれた。参加した約420人が「平和の鐘」の音が響く中、紛争や異常気象などの解決を祈りながら黙とうした。  1987年に世界の宗教指導者を集めて開かれた「比叡山宗教サミット」を記念した行事で、毎年開催。黙とう後、大樹孝啓天台座主(100)は「気候変動に伴う大規模な自然災害や、多くの武力紛争が一刻も早く復興や和解に向かうことを強く祈り続ける」と語った。  集いの様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」でも配信された。


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