東南アジアを歴訪している自民党の茂木幹事長はきょう、帰国の途につきます。9月に自民党の総裁選が予定されるなか、今回の外遊の意義について、同行した長田記者の報告です。
8日間の日程で、インドネシアやシンガポールなど4か国を訪問した茂木幹事長は、各国の政府要人と相次いで会談。なかには外務大臣時代、カウンターパートだった閣僚から歓迎を受ける場面もありました。
外遊中に応じたインタビューでは「日本はいま危機的な状況にある」「誰がリーダーになっても、これまでにない重い責任が伴う」と強調し、総裁選に出馬した場合、これまで積み上げたキャリアや人脈が、強みになるという自信を滲ませました。
また、今回同行した梶山幹事長代行は「今の役職に関わらず、総裁選に出たい人は全員出るべき」と茂木氏への支持を表明。
こうした声に対して茂木氏は出馬すると明言こそしないものの、周辺は「立候補という形で仲間の期待に応えたい思いを強くしている」と話します。
総裁選に向けて各候補が水面下で活発に動くなか、政治家としての強みを再確認する機会となった今回の外遊ですが、それが支持につながるかは見通せず、今後も「勝ち筋」を模索する日々が続きそうです。
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