爽やかな香りが漂う青切りシークヮーサーの初出荷式が大宜味村で開かれました。



シーク ヮーサーは、沖縄で古くから親しまれているミカン科の果実で、国民的な某事典で唯一名称に「ヮ(ワの拗音)」の文字が含まれることでもちょっと有名です。
熟すとミカンと同様にオレンジ色になり、甘い果実として食べることもできるのですが、沖縄では、完熟前の「青い」状態で収穫し、レモンのように酸っぱさを生かした利用方法が一般的です。

沖縄本島北部のやんばる地域が主な生産地となっていて、2日には、大宜味村で生産者や北部地域の行政関係者などが参加して、初出荷式が開かれました。

その後、会場を移動して開かれた試食会では、北部地域で養殖されているスズキ目の魚「スギ」の刺身が並び、参加者は青切りシークヮーサーの酸っぱさがマッチした名産品の共演を楽しみました。

【大宜味村役場 産業振興課 大嶺実課長】
「県外、世界に北部のシークヮーサーの良さを知ってもらい、緑の宝石と呼ばれているシークヮーサーをピーアールしていきたいと思います。」

今年のやんばる地域は、大型台風の襲来もなく降雨量も十分だったことから、シークヮーサーの実りは順調で、今期の生産量は去年より200トン多い3217トンを見込んでいるということです。

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