今年6月、金沢市の警察学校で、同僚から手錠の鍵を盗んだとして、石川県警は2日、20代の男性警察官を減給の懲戒処分にしました。

処分を受けたのは石川県内の警察署に勤務する20代の男性巡査長で、6月10日、当時在籍していた警察学校の寮で、同僚の警察官から手錠の鍵を盗んだということです。

巡査長は、同僚から魚の骨がのどに刺さったと助けを求められて部屋に入り、同僚が背を向けた隙に制服から鍵を1本抜き取り、部屋をあとにしました。聞き取り調査に対し、巡査長は「鍵をなくして、上司に叱責されることを恐れた」と話しているということです。紛失した鍵は、その後、巡査長の実家で見つかりました。

警察は2日付けで、巡査長を減給10分の1・1か月の懲戒処分にしました。石川県警察本部の田畑真志首席監察官は「警察への信頼を損ねる行為で、県民の皆様に深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

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