8月9日の平和祈念式典で長崎市長が世界にむけて発信する「長崎平和宣言」の骨子が2日発表されました。
ことしの長崎平和宣言は、ウクライナ侵攻を続ける「ロシア」を名指しで非難し、パレスチナ自治区ガザへの攻撃が続く中東情勢についても危機感を伝える内容となっています。
さらに、23歳で被爆し両親が爆死、原爆症と生活苦の中を生き抜いた被爆詩人である福田須磨子さんの「詩」を引用し、核兵器がもたらす非人道性を訴えます。
2日の骨子発表の会見で、長崎市の鈴木市長は「核兵器を使ってはならないという人道上の規範が、今後守られないかもしれないことへの強い危機感」を発信するなどと、宣言に込めた思いを説明しました。
ことしの式典には《過去最多》となる101の国と地域の代表が参列する予定ですが、市はロシア・ベラルーシ・イスラエルについては、式典の円滑な運営を理由に招待していません。
「長崎平和宣言」は8月9日の読み上げ以降10か国語に翻訳されたものが、市のウェブサイトに掲載されます。
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