「困ったときはお互いさま」。そんな優しい気持ちで困った人に食事を提供する「お互いさまチケット」という取り組みが広がっています。

鈴木夕里菜アナウンサー「食事を通して誰かを笑顔にできる、そんな素敵な取り組みが今日から始まっています」

大手ハンバーガーチェーン・モスバーガーが、福島県内14店舗すべてで導入した「お互いさまチケット」。店を訪れた人が、次に訪れる誰かのために代金を先払いするもので、困った人に使ってもらう取り組みです。

チケットを送りたい人は、ボードから1枚選びます。

鈴木アナ「今回はてりやきバーガーにします。このチケットをレジに持っていって精算します。チケットを利用する人は、入口にあるボードから、支払い済みのチケットを一つ受け取って、レジに持っていくことで、食事をすることができるんです」

いちい モスバーガー事業部・深谷和浩部長「世の中には、まだまだ生活が困窮していたり、困っている方がたくさんいるということを聞いて、その方たちのために何かの力になりたいと考えました」

これまで県内48企業で導入

3年前から始まったこの「お互いさまチケット」。これまでに県内48の企業で導入されています。

お互いさまチケットの普及事業​に取り組むNPO法人チームふくしま・山田沙也加さん「福島が『お互いさま』であふれた町になることを目指しているし、それを通じて皆様に『困った時はお互いさま』の精神が広がればありがたいな」と思います」

つながる「善意の輪」。モスバーガーは、小学生以下の子どもに利用してもらいたいと話しています。

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