新幹線と在来線にまたがって走行するための軌間変換装置を通過するフリーゲージトレイン=2017年3月、熊本県八代市

 国の開発が頓挫し、JR川内駅(鹿児島県薩摩川内市)に置かれたままだったフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の試験車両を鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜市)が7月末に解体し始めたことが2日、同機構への取材でわかった。9月中の解体完了を予定している。  FGTは、線路に設置した特殊な装置を通過することで車輪の間隔を変え、レール幅が異なる新幹線と在来線の両方を走行できる車両。試験車両は同機構などが、1998年から計3編成を製造した。  すでに2編成は解体され、一部が四国鉄道文化館(愛媛県)で保存されているが、2014年に1編成4両で製造された車両が川内駅に残っていた。


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