金融庁の職員や警察官などを名乗る男の声で「インサイダーの疑いがある」とうその電話があり、群馬県に住む68歳の男性が現金や仮想通貨、あわせて1億93万円をだまし取られました。

詐欺の被害にあったのは、群馬県伊勢崎市に住む68歳の男性で、警察によりますと、今年3月、金融庁の職員を名乗る男の声で「株購入の権利がある」などとうその電話が男性の自宅にかかってきたということです。

その後、警察官を名乗る男などから「インサイダーの疑いがある」「調査のために指定の口座に振り込みをしてほしい」などと電話があり、男性は11回にわたって、現金8143万円や1950万円相当の仮想通貨、あわせて1億93万円をだまし取られたということです。

男性は「警察官などをかたる手口の詐欺は知らなかった」と相談しているということで、警察は特殊詐欺と思われる電話があった場合は110番通報をするように注意を呼びかけています。

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