8月だけオープンする飛行機の資料館が今年も山梨県鳴沢村で開館しました。
戦後79年となる夏、流れる月日の中で当時の貴重な資料が戦争の記憶を今に伝えようとしています。



西垣友香キャスター:
「偵察機・彩雲です。年々修復されていて今年は窓やエンジンがついて完成間近となって公開です」

鳴沢村で毎年8月の一か月間だけ開館する「河口湖飛行舘」です。



旧日本海軍の「零式艦上戦闘機」や今年新たに黄色の塗装が復元された通称「ハヤブサ」などおよそ20機が展示されています。

この展示品は館長の原田信雄さんが私財を投じて収集したもので、現存する機体の一部を使用して復元しているところが特徴です。



河口湖飛行舘 原田信雄館長:
「外国の方が(戦争遺跡が)重要であると認識しているのですが、日本ではほとんど知られていない。じっくり見ていただきたい」



今年完成間近の形が公開された艦上偵察機「彩雲」。

製造のため山梨を含む12の都道府県から子どもたちが愛知県の工場に集められたといいます。

オープン初日の8月1日は国内外から多くの人が訪れていました。

ガーナからの観光客:
「とても興味深い経験です。戦闘機についてはたくさん本を読んでいるので見に来たいと思っていた」


来館者:
「飛行機好きだった。大きい」



河口湖飛行舘は8月いっぱい開館しています。

西垣キャスター:
「このような飛行機が戦争のためではなく、私たちの生活を支える安全なものとして使われる日が続くことを願うばかりです」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。