きょうから8月。民間の調査会社帝国データバンクによりますと、8月に値上げされる食品は642品目に上ります。

値上げの勢いには後退感が見られるものの、価格を据え置いて内容量を減らす、「実質値上げ」にシフトする動きも目立っています。

帝国データバンクによりますと、8月に値上げされる食品は642品目で、パスタやソースなど「加工食品」が最も多い319品目となっています。

また、カカオ豆の高騰でチョコレートを中心とした「菓子」が128品目値上がりします。

物流費の上昇や急速に進んだ円安が主な要因ですが、8月の平均値上げ率は12%で2024年に入ってから最も低い水準となっています。

値上げの勢いに後退感が見られますが、帝国データバンクは価格を据え置いて内容量を減らす、「実質値上げ」へのシフトが目立っていると分析しています。

値上げする品目は4か月連続で1000品目以下となり、値上げの勢いに後退感が見られます。

ただ、値上げ商品の買い控えや、プレイベートブランドなど低価格帯商品を求める人が多くなっていることから、メーカー各社は量を減らして価格を据え置く「実質値上げ」にシフトしているということです。

また、長引く円安の影響などで、9月・10月は冷凍食品やハム・ソーセージ、アイスクリームなど幅広い品目が値上げされる予定です。

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