不漁が続くサンマ、今シーズンも厳しい予想です。今シーズンのサンマ漁の予測が発表され、日本の沿岸にやって来る「来遊量」は去年並みの低水準で、サイズは小ぶりという見通しが示されました。

これは、宮城県石巻市で開かれた漁業関係者の会議で、県の担当者が報告したものです。それによりますと、水産庁が今年6月から7月にかけて北海道の東沖で行なった調査では、サンマの推定分布量は92万トンで、日本の沿岸にやってくる「来遊量」は去年並みの低い水準が見込まれます。サイズは80グラムから100グラムの小ぶりなものが主体となる見通しです。

県水産技術総合センター 伊藤博上席主任研究員:
「(サイズは)去年よりも小さいものが多かったという結果になった。予報が外れることを期待するしかないが小型のものが多くなる」

サンマ漁を巡っては、2019年以降、不漁が続き、はるか沖合いの「公海」も漁場となっています。今シーズンは「公海」での操業に限り例年より10日早い今月10日に解禁されます。このため序盤は「公海」を中心とした操業となり、その後、北海道の東沖などに移るということです。

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