体操日本の次世代エース・岡慎之助選手(20・徳洲会)が個人総合で金メダルの快挙です。団体の金に続き五輪初出場で見事“2冠”を達成しました。

岡選手は同種目日本人6人目となる金メダルで、ロンドン・リオの内村、東京の橋本に続き日本勢が4大会連続の頂点に輝きました。

RSK山陽放送では、長年出場を夢見てきた岡選手に五輪前に密着。「団体金・個人金」と語っていた当初の目標を、見事果たしました。
(※以下は5月29日配信記事の再掲です)

岡山市出身で体操のパリオリンピック™日本代表に内定した岡慎之助選手。岡山での厳しい鍛錬の日々、2年前の大けがを乗り越え掴んだ夢の舞台への切符です。内定から1週間あまりが経ったきのう(5月28日)、思いを語ってくれました。

(岡慎之助選手)
「自分が絶対に代表に入るという強い思いで試合に臨みました。内定した時はシンプルにホッとしました」

五輪代表入りを決めたNHK杯で腰を痛めたという岡選手。検査に向かう合間を縫ってインタビューに答えてくれました。岡山市出身の岡慎之助選手は今月(5月)19日、体操のパリ五輪出場者を決める大会で優勝、日本代表の座を掴みました。

鉄棒着地2年前、岡選手は右ひざ前十字靭帯断裂の大けがをしました。しかし、パリ五輪への強い思いで険しい道を乗り越え、輝かしい復活を果たしました。

(岡慎之助選手)
「けがした時はパリが2年後にあったから、そこが自分の中で支えになっているというかモチベーションというか。けがして2年間耐えてきて良かったなって」

身長159センチ・代表チーム最年少の20歳が夢の舞台へ向かいます。小柄な体から繰り出す美しい演技は世界が注目する岡選手の持ち味です。

「美しい体操というところを一番に見てほしい」と語る岡慎之助選手

(岡慎之助選手)
「自分の美しい体操というところをまず一番に見て欲しい。自分の体操は評価される体操をしているので一番そこを見てほしい」

4歳で体操を始めると、興徐中学校を卒業する15歳までを岡山で過ごしました。強さのルーツは岡山にあります。

(岡慎之助選手)
「毎日きつい練習ばかりだったので、その15年間が今につながっているので」

小学校2年生から中学校卒業まで通っていた「おかやまジュニア体操スクール」です。恩師の三宅さんと後輩も岡選手の活躍に心を躍らせています。

「金メダル目指してがんばれー」

(岡慎之助選手)
「めちゃくちゃ力になりますね。アドレナリンというか、力がぐっと出ます。岡山大好きです」

岡山から世界へ羽ばたく岡選手。国民の期待を背に、パリ五輪で金メダルを目指します。

(岡慎之助選手)
「団体で金、個人で金、種目別平行棒で金ということで、絶対に金メダルをとってみんなに勇気だったり感動を体操を通して届けられたら良いなと思っています」

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