大阪・ミナミ、戎橋の上でチェロを演奏していた自称・音楽家が逮捕されました。

 道路交通法違反の疑いで逮捕されたのは、神戸市東灘区の職業不詳の27歳の男です。

 警察によりますと、男は7月24日の午後、大阪・ミナミの戎橋の上で警察の許可を受けずに路上にスピーカーを置くなどしてチェロを演奏し、歩道上に多数の人を集めて、交通に著しい影響を及ぼした疑いだということです。

 タイタニックや、アニソンなどを演奏していたといい、チェロケースを置いて「投げ銭」をもらっていたということです。


◆逮捕に至った経緯は…

 戎橋の上で、音楽を奏でる姿は、特に珍しい光景ではありません。

 今回、逮捕した理由について警察に聞くと、「通常、路上ライブをしている人は、警告が出た際は従っている」と話しています。

 チェロ演奏者の場合、多い場合は約100人、戎橋が歩けないほど人だかりができ、再三の警告に従わなかったことが挙げられました。

 警察への通報として、「邪魔、危ない、警察取り締まれ」などの声があったということです。

 また、この演奏者に対しては、警察が以前から「二度と戎橋の路上でライブしません」といった誓約書を、計5回とっていたものの、応じなかったことも理由に挙げています。

 逮捕された演奏家は、「戎橋近くで何度もチェロを演奏、路上ライブをしました」と述べ、容疑を認めているということです。

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