4月下旬、岩手県の家電量販店でICレコーダーなどの商品を盗んだとして、中国籍の男2人が逮捕されました。男らは兄弟で、弟の男は他に宮城県内の3つの家電量販店でも窃盗を行ったとして逮捕されていて、警察は広域的な犯行も視野に入れ捜査を進めています。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、いずれも中国籍で、自称・中国在住の無職の男(48)と、神奈川県川崎市に住む会社員の男(55)です。

警察によりますと、兄弟である男らは共謀し、4月29日に岩手県内の家電量販店で、ICレコーダーなど6点、あわせて10万9890円分の商品を盗んだ疑いがもたれています。また弟の男は、この他にも4月30日から5月2日にかけて気仙沼市や多賀城市、利府町の、宮城県内3つの家電量販店でメガネ型拡大鏡など12点、あわせて20万6230円分の商品を盗んだ疑いが持たれています。

弟の男が4つの店舗で商品を盗み、そのうち岩手県の店舗で盗んだ商品を、兄の男がインターネットで販売していたということです。被害にあった気仙沼市の店舗からの被害届を受理した警察が、防犯カメラの映像などから弟の男の車を特定し、仙台市内の家電量販店でその車が発見され、そこいた弟の男を緊急逮捕しました。そして、その後の捜査で兄の男も犯行に関与していることが分かり、警察は、兄の男を逮捕しました。

警察の調べに対し、弟の男は黙秘しています。一方で兄の男は、「ネットで売ったものが弟が盗んだものとは知らなかった」などと容疑を否認しています。

警察は、男らがこれらの他にも、県をまたいで広域的に犯行を行っていたことも視野に入れ、余罪の有無などを調べています。

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