パリオリンピック™のバドミントン競技で初出場でベスト8に進出した志田千陽選手(27=秋田県八郎潟町)。松山奈未選手との「シダマツ」ペアは、スピード感ある攻撃を武器に快進撃を続けています。

※リンクから「青森山田高校の壮行式に参加する志田千陽選手」をご覧いただけます。

8月1日には準々決勝が予定されており、注目を集める志田選手は青森山田中学と高校を卒業している。6年間指導した恩師・藤田真人監督に代表決定直後に取材した言葉から彼女の強さの秘密を探ります。
(2024年5月取材)

恩師・藤田真人監督の語る 志田千陽選手

パリオリンピックのバドミントン女子ダブルス日本代表は熾烈を極めた。日本代表の4ペアには全て青森山田高校出身の選手がいた―。

藤田監督
女子ダブルスにおいては4ペアで争い全てのペアに山田の子がいた。
結果的に2ペアが選ばれてうれしいのと他のペアの分も志田と松山には戦ってきてほしい。

教え子同士で代表切符を争った。心中は複雑なものもあった―。

藤田監督
選ばれなかった選手を考えると…。この一年すべてのペアが海外の大会に出っぱなしで一年間死に物狂いでやってきたのが分かるので。
出るメンバーはがんばってほしい。

青森山田高校はロンドンオリンピック銀メダリストの垣岩令佳さん、藤井瑞希さんを始め、福島由紀選手など日本代表を多く輩出している。一方で青森山田中学から中高6年間で育った選手のオリンピック出場は今回の志田選手が初めてとなる。

中高時代の印象「本当に闘志をむき出しにして―」

藤田監督
12歳のころから18歳まで山田で過ごしてくれた選手。シングルスもできる子なのですが、ダブルスメインでやっていた。全中もチャンピオンでインターハイもチャンピオン。ダブルスのスペシャリストとして6年間頑張ってくれた選手です。

青森山田の環境は上を目指す選手にとって切磋琢磨できる環境だ―。

藤田監督
志田については中学校1年生のころから高校生がインターハイで優勝する姿を見てきた。自分たちも団体も個人・ダブルスも優勝できて強い先輩の影響とかは大きかったと思う。

志田選手の中高時代の印象は―。

藤田監督
志田は本当に闘志をむき出しにして、ダブルスにおいては1本でもとられたくない、すごく勝気な子で、一試合を通してもう本当に顔とか態度にも出しながら戦う子でした。

志田選手に期待することは―。

藤田監督
初出場ということですが本人にとっては小学校からの夢舞台。多少かたさがあるかと思うけど金メダルを狙えるダブルスだと思う。悔いの残らないように試合開始からゲームセットまで戦ってほしい。

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