「撮り鉄」交通局員に停職3日の懲戒処分　東京都　JR東海道線の線路付近に立ち入り罰金の略式命令

　東京都は31日、列車を撮影するために静岡県内のJR東海道線の敷地内に立ち入ったとして書類送検された交通局の男性主事（22）を、停職3日間の懲戒処分とした。

◆「引退する車両を撮影するためだった」

線路（写真は記事とは直接関係ありません）

　交通局などによると、2023年1月20日、鉄道車両を撮るため、知人2人とフェンスのすき間から線路付近に立ち入ったとされる。男性は「撮り鉄」と称される鉄道マニアで、都の聞き取りに対し「もうすぐ引退する車両を撮影するためだった」と説明している。 　静岡県警が23年3月、鉄道営業法違反の疑いで書類送検。横須賀区検が同罪で略式起訴し、横須賀簡裁が8月に罰金9900円の略式命令を出していた。 　男性主事は事件を都に報告せず、今年に入って都に通報があり発覚した。（渡辺真由子） 

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