連日続く猛暑の中、新潟県警が決めた新たなルールです。
制服を着た警察官がコンビニで飲み物を買っていたらどう思いますか?さぼっているわけではありません。これも大切な熱中症対策なんです。

コンビニにやってきた1台のパトカー。パトカーを降りた警察官は店に入ると…

「特殊詐欺流行っているので気を付けてください」

特殊詐欺への注意を店員に呼び掛けます。
そして…
「飲料水買っていってもいいですか?」
水のペットボトルを2本手に取り、レジで購入しました。

実は警察官は暑いんです。パトロールする警察官は、鉄板入りのチョッキなどおよそ5キロの装備を着けていて、体温が上がるうえに体力を激しく消耗します。

県内では去年15人の警察官が仕事中に熱中症の症状を訴え、1人が熱中症と診断されました。今年もすでに5人が熱中症の疑いがあったということです。

【県警本部 地域部 木村正樹 地域調査官】「近年、暑さがひどいことから、暑熱対策が大切だと考えています」

コンビニでの飲料の購入はこれまでも認められていましたが、市民の目を気にしてちゅうちょする警察官もいたそうです。
【県警本部 地域部 佐藤夏紀警部補】「制服を着ていますので、勤務中に食べ物や飲み物をコンビニエンスストアで買うことは気が引けていたんですけど」

そこで県警本部は各警察署などに改めて周知したということです。

また、この夏からは所属長が認めた場合、首元を冷やすネックリングや冷却ベルトなどの使用も認めています。

【県警本部 地域部 佐藤夏紀 警部補】「冷却グッズだったりとかコンビニエンスストアで飲み物などを購入することができるようになったので、私たちも暑さに負けず困っている人を精一杯助けられるように頑張っていきたい」

【県警本部 地域部 木村正樹 地域調査官】「夏の暑さの中でも街頭活動の能率を維持することにより、県民の安全安心を守る意味においても大切なことと考えております。県民の皆さまのご理解とご協力をお願いいたします」

警察官の熱中症対策は、県民の安心安全にもつながりそうです。

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