夏休みに入り、子どもたちのスポーツ大会が各地で行われています。
空手で3度目の全国大会に挑む中学3年生の女子生徒を取材しました。
空手歴50年の油井周二(ゆいしゅうじ)館長が指導する佐久市の油井松濤館(しょうとうかん)。
この夏行われる全国大会に多くの小中学生が出場する名門道場です。
45人の小中学生のまとめ役を務めるのが、小諸東中学3年の先崎快曖(せんざきここあ)さん。
自身も、8月に静岡県で開かれる全国大会に出場します。
個人の組手は3年連続の出場です。
先崎さん:
「なかなか全国大会でも結果が出せずにいたので、(今大会が)一番思いが強かったと思います」
警察官になりたいと小学2年生で空手を始めた先崎さん。
思うように結果を出せない期間も長かったといいます。
先崎さん:
「マラソンもびりとか、すごく運動神経が悪かったので、ひとつ覚えるのにも周りの何倍も何倍も時間がかかってしまって」
多いときには週6回にのぼる道場での稽古のほかに、家でも、高校時代に空手部で活躍した父親の広路(ひろみち)さんと組手をするなど努力を重ねてきました。
先崎さん:
「できた時の達成感やうれしさの方が何倍も強いので、辛いと思ってもそこから一歩を踏み出す勇気を空手が教えてくれました」
これまで全国での最高成績は3回戦進出。
今年はメダル獲得を目指します。
先崎さん:
「今までの努力に花が咲くような結果が出るよう頑張ってきます」
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