知人男性の頭部などを複数回殴打するといった暴行を加え傷害を負わせたとして出雲警察署に逮捕されていた無職の男が、31日、殺人の疑いで松江地方検察庁に身柄を送られました。

殺人の疑いで送検されたのは、大阪市の無職の男(40)です。
男は29日、島根県出雲市多伎町内にある知人女性の親族の家で知人男性(40)とケンカした際、男性の頭部などを金づちなどで複数回殴打するといった暴行を加え大けがをさせた傷害の容疑で、30日、出雲警察署に逮捕されていました。

その後、被害者の男性は搬送先の出雲市内の病院で死亡が確認されていて、30日に司法解剖を行った結果、死因は頭蓋骨骨折・脳挫傷・脳挫滅による脳機能障害であると判明。
男の暴行と死亡との因果関係が明らかになり、出雲警察署は男が殺意を持って犯行に及んだとみて、容疑を殺人に切り替え、31日午前、松江地方検察庁に男の身柄を送りました。

被害者の男性と男は大阪市東淀川区に住んでいて、以前から知人関係にありました。事件の数日前から、出雲市多伎町にある知人女性(大阪市在住)の親族の家に3人で来ていましたが、29日の午前中に被害者の男性と男がケンカをし、事件に至ったとみられます。

警察は男と被害者の間に何らかのトラブルがあったとみて、事件の動機や経緯を調べています。

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