あす8月1日に、山形地方裁判所で注目の判決が言い渡される。
今年2月、事件は起きた。
男は車でパトカーから逃走し、道路を逆走した。こうした危険な運転をした上に、さらに衝突事故を起こし、2人にケガをさせたのだ。
7月8日の初公判。この男は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察などによると、男は、今年2月10日の未明に事件を起こした。
■男のした「運転」
男が乗っていた車は、ナンバープレートが折れ曲がっていた。ナンバーを見えにくくしていたのだろうか。
さらに道路を逆走したり、スピード違反をしたりして危険な運転をしたのだ。
これで終わりではない。
なんと信号無視をし、そしてタクシーに衝突する。
タクシーに乗っていた2人は、頸椎捻挫などのケガをしたという。
7月8日の初公判で、男は「間違いありません」と話した。
では、このような行動を起こしたのはなぜだったのか。
■男「にげてやろう」
裁判で検察側はこう明らかにした。
「男が警察に声を掛けられたところ逃走した」
きっかけはナンバープレートが曲がった車を見つけ、警察が声をかけたこと。
そこから男がとんでもない運転をしてしまう。それが逆走であり、タクシーとの事故につながり、ケガ人まで出す事態となった。
さらに検察は、当時被告の男が考えていたことも明らかにした。
「警察に捕まりたくない。まいてにげてやろう」
なんと、逃げようとしたというのだ。捕まりたくないという理由で。
そして出していたスピードも明らかにされる。時速110キロ。
検察は「110キロで道路を逆走していた」と犯行の悪質性を指摘した。
■「一歩間違えれば重大な結果に」
また検察は、男が週に1、2回ほど、国道13号を車で時速160キロほどのスピードで走行するなどしていたことも指摘した。
危険な運転の常習者だった可能性もある。
さらに検察続けた。
「一歩間違えれば、重大な結果を招きかねなかった」
男はタクシーにぶつかり事故を起こしているわけだが、検察は、状況によってはケガではなく”命にかかわっていた可能性”が十分にあると指摘したのだ。
男はこの指摘をどう聞いたのだろうか。
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