全国的に小中学校でのAI教材の活用が進む中、青森市の中学校教員による勉強会が開かれ、それぞれの学校が活用方法について意見を出し合いました。

勉強会には、今年度発足した青森市「個別最適な学び」研究会に参加している市内の中学校5校から約20人の教員が出席しました。

研究会に参加している学校は、東京都のIT企業が開発した問題を作成する「AIドリル」を導入していて、勉強会で、これまでの活用方法を発表しました。

AIドリルは、それぞれの学習能力を理解し、個別に問題を作ってくれるメリットがある一方、教員の習熟度に差があり活用が進まないことなどの課題が挙げられました。

青森市立新城中学校 奈良佳彦教諭
「プリントはやれば終わり。わかっていてもわかってなくても、やれば終わりなんですけど、この(AI)ドリルの場合は、わからない場合はわかるまで、AIが問題をつづけて出してくるので、理解を深めるにはこっちのほうがいいけど、生徒としてはわかるまで終わらないので嫌がる子が結構います」

青森市立横内中学校 羽賀慈恵教諭
「子どもたちが『すき間時間』に自分で(ドリルを)開いて、自分でこれやってみようとできるので、そういう時間の使い方としてはいい」

研究会では、今後も勉強会を開催しながら、より良い学びを提供していきたいとしています。

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