能登半島地震で被災した建物の公費解体で生じた木くず約２千立方ｍを積んだ輸送船が３０日、石川県珠洲市の飯田港から出港した。新潟県糸魚川市の姫川港に到着後、木質バイオマス発電の燃料やセメントの原料として使用される。石川県内では、能登町の宇出津港からの災害廃棄物輸送も始まっており、被災市町などは今後、２港からの搬出を進める考え。 　飯田港は、津波で沈んだ船が出入りの妨げとなるなどの被害が出たが、応急復旧で輸送拠点として利用可能になった。 　海上輸送は、陸路での輸送に比べて一度に大量の廃棄物を運べる利点がある。珠洲市では今後、月に６便の輸送船を運航予定。


鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。