子どもたちの夏風景です。岡山市で夏の風物詩「セミ」を通じて子どもたちが地球環境について考えるイベントが行われました。

(子どもたち)
「穴があると、周りにあるよ」「あった、あった」

子どもたちが探しているのはセミの抜け殻。イベントは岡山市の環境学習施設「アスエコ」がセミの抜け殻を調べ、地球温暖化の問題などについて考えてもらおうと2008年から開催しています。きょう(30日)は小学生ら10人が参加し西川緑道公園でセミの種類や割合を調べるため抜け殻を集めました。

「あった」「おへそがあるからクマゼミ、でこぼこが」

今回は、羽化する前のセミも発見

「すごいね、えー、初めてみた」

大人も童心に帰り大興奮だったイベント。今回見つかったセミは3種類で、集まった抜け殻は全部で702個!そのうち南方系のクマゼミが約98%を占めます。温暖化など環境の変化でクマゼミの分布が広がっていると考えられています。

(参加した小学生)
「(日記に)西川緑道公園でセミの抜け殻をたくさん探しました、楽しかったです、って書く」

(環境学習プラザ「アスエコ」山田哲弘所長)
「身近な自然を大切にする心を持つことが、地球を大切にする心であるとか生き物の命を大切にする心に繋がると私は信じています」

採取した抜け殻と調査結果は岡山市北区のアスエコで展示されます。

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