何者かと共謀し、息子を装って「現金を至急必要としている」などと言い、長岡市に住む80代の女性から現金100万円を騙し取った疑いで特殊詐欺グループの構成員とみられる19歳の少年が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の少年(19)です。
警察によりますと少年は5月8日、複数の何者かと共謀し、長岡市に住む80代女性の自宅に息子を装って電話をかけました。

そして「現金を至急必要としていて、弁護士が代わりに行くので渡してもらいたい」などと嘘を言い、女性から現金100万円をだまし取った疑いがもたれています。

共犯者の男は今年6月に警視庁に逮捕されていて、少年の関与が浮上しました。
少年は共犯者の男から現金を回収して組織に送る役割だったとみられ、今年7月9日には別の特殊詐欺事件で逮捕されています。警察は少年が、共犯者に指示を与える“管理役”とみています。

警察は捜査に支障があるとして、少年の認否を明らかにしていませんが、少年が特殊詐欺グループでも複数の役割を担っていたことから、組織の実態解明や余罪について、さらに調べを進める方針です。

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