熊本市の資材置き場で7月2日、車の中から女性の遺体が見つかった事件で、警察は熊本県山鹿市の50代の男を殺人容疑で逮捕しました。

殺人容疑で逮捕されたのは、山鹿市下吉田の小売業、園村圭司(そのむら けいじ)容疑者(51)です。警察によりますと、園村容疑者は7月1日、山鹿市のアルバイト、河邉聡美(かわべ さとみ)さん(58)を山鹿市内で殺害した疑いが持たれています。

警察などのこれまでの調べでは、河邉さんは7月2日、熊本市北区植木町の資材置き場で車の後部座席から遺体で見つかり、警察が殺人事件とみて調べていました。

河邉さんは、殺害されたとみられる日の午前中は自宅にいるのを家族が確認していますが、その後は仕事の時間になっても姿が見えず不審に思った家族が、この日の午後8時ごろ、警察に行方不明者届を出していました。

これを受けて河邉さんを探していた警察が、資材置き場にある不審な軽乗用車を発見。この車の後部座席に河邉さんの遺体があり、運転席にいた園村容疑者を職務質問した際、園村容疑者が突然、刃物で自分の腹を刺し、病院に運ばれ入院していました。

河邉さんの死因は窒息で、警察が詳しい経緯などを調べています。

警察は今の時点(30日午後0時半)で、園村容疑者の認否を明らかにしていません。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。