7月28日、和歌山県橋本市の河川敷にアメリカ軍のヘリコプターが一時、不時着した問題をめぐり申し入れを行ったことについて、30日の会見で、和歌山県の岸本周平知事は「米軍からの情報を1分でも早くいただきたいという趣旨で行った」と話しました。

 (和歌山・岸本周平知事)
 「米軍からの情報を1分でも早くいただきたいという趣旨で今回申し入れを行いました。今回、ヘリの着陸から1時間半後に県に報告があった。大きな事故があったわけではありませんし、エンジンの不具合のランプがついて、マニュアルに従って河川敷におりたと。1時間半が短いのか長いのかわからないが、1時間程度の誤差であれば許容できるかと考えます」

 28日午前9時前、橋本市の紀の川の河川敷に、アメリカ軍の大型ヘリ2機と小型ヘリ1機が不時着しました。約2時間後にはすべて離陸し、けがをした人や住宅への被害はありませんでした。

 近畿中部防衛局によりますと、ヘリは日米共同訓練に参加した後、撤収する際、大型機1機に警告灯が点灯したということです。

 また、警告灯が点灯した理由はわかっていないということです。

 県によりますと、アメリカ軍から説明や連絡は受けていないということです。

 県などは29日、速やかな情報提供や航空機などの安全管理に万全を期すことをアメリカ軍に申し入れるよう、防衛省に要請していました。

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