下北で水揚げされたクロマグロの漁獲量の一部が青森県に報告されていなかった問題で、県の再調査の結果、新たに2019年度と20年度に92.6トン分の未報告があったことが分かりました。

県によりますと、未報告があったのは大間、奥戸、大畑町の3つの漁協に所属する漁業者です。

再調査の結果、2019年度から20年度にかけて合わせて92.6トンの水揚げが報告されていませんでした。

この問題を巡っては、2021年度のクロマグロの漁獲量について、約92トンの未報告が明らかになっているほか、大間町の卸売業者2人が漁業法違反の罪で有罪判決を受けました。

今回の再調査は、水産庁からの情報提供を受けて県が行いましたが、2020年度までは漁業法の改正前のため処分の規定がなく、県はそれぞれの漁協に指導を行うとしています。

県は今回の結果を30日に水産庁に報告する予定で、水産庁は結果をもとに今後の青森県の漁獲量を調整するか判断することになります。

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