28日に行われた、夏の高校野球福島県大会決勝で、聖光学院が学法石川を破り、3年連続で甲子園出場を決めました。

決勝は、3連覇がかかった聖光学院と、春夏甲子園出場を目指す学法石川、2年連続で同じカードとなりました。

試合は、王者・聖光が初回、1アウト・ランナー2塁のチャンスを作ると3番菊池。ボールは、セカンドの頭上を越え幸先よく先制します。さらに、追加点をあげ、なおも2アウト満塁の場面、打席に立ったのは8番青柳。2点タイムリーで、聖光は初回に一挙4点をあげます。

なんとか追いつきたい学法石川は7回、1アウト・ランナー2塁で4番大栄が意地のタイムリーを放ち、1点を返します。

しかし、リードを守り切った聖光学院が優勝、3年連続19回目の甲子園出場を決めました。

聖光学院・佐藤羅天主将「いろいろな苦しいこともあったんですけど、自分に付いてきてくれた人、監督、コーチに感謝を伝えたい」

聖光学院・斎藤智也監督「山あり谷ありのチームが今回は頂に登ったわけですから(甲子園では)もうワンランク次のステージで戦える力を蓄えたいと思う」

完投の高野投手「お父さんを甲子園に連れていけた」

今回、優勝に貢献したのが、先発のマウンドに立った福島市出身・高野結羽(ゆう)投手です。球場には、聖光野球部OBの父・達也さんが駆けつけました。

高野投手の父・達也さん「福島でできる大会も最後なので、全力で頑張ってもらいたいです」

春先は不調だったと話す高野投手。マウンドに入ると、6回まで2塁を踏ませない好投をみせ、2安打1失点で完投しました。

高野結羽投手「地元で優勝できたのはうれしいですし、お父さんが甲子園行けなかったので、自分の力でお父さんを甲子園に連れていけたっていうのはすごくうれしい」

甲子園は、8月4日に抽選会が行われ、7日に開幕します。

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