宮城県加美町で、5月から商業運転を始めた風力発電所の竣工式が行われ、運営会社などの関係者が安全で安定した運転を祈願しました。

加美町の漆沢地区に建設された風力発電所の竣工式には、運営会社の関係者らおよそ60人が出席しました。ENEOSの関連会社と東北電力が出資する「合同会社JRE宮城加美」が運営するもので、風車10基が5月2日から商業運転を始めています。

この施設での出力は、4万2000キロワットで年間計画発電量は、2万3000世帯分に相当するおよそ1億150万キロワットアワーとなっています。

ENEOSリニューアブル・エナジー 竹内一弘社長:
「大前提として安全を第一に運転をすること、永続的に事業をこの地でできたらと考えております」

この風力発電所は町と事業者との土地契約をめぐり、町が不利益な内容になっているとして一時、裁判にもなりましたが、石山敬貴町長が契約の見直しに着手したため去年12月、住民が訴えを取り下げています。

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