出水市の北薩横断道路=国道504号の県内最長の北薩トンネル内で湧水や道路の浮き上がりが確認され、高尾野ICからさつま泊野ICの間で25日から通行止めが続いています。その後もトンネルでは湧水や道路の亀裂などが広がっており、県は復旧のめどが立たないとしています。
北薩横断道路=国道504号の出水市とさつま町にまたがる北薩トンネル内の出水市側で25日に湧水があり、道路が浮き上がっている状況が確認され、出水市の高尾野ICからさつま町のさつま泊野ICの間で上下線とも通行止めが続いています。
県などによりますとその後も湧水が拡大し、亀裂が路盤だけではなく、壁にも広がっているのが確認され、コンクリートのはげ落ちや土砂の流出もみられるということです。
北薩トンネルは2018年3月に供用が開始された紫尾山などを貫通する全長4850メートルの県内最長のトンネルで、建設当初から出水市側で高濃度のヒ素を含む湧水が1時間あたり最大1200トン発生するなどし、湧水を抑制する対策工事や排水処理場を追加設置するなどの対応が行われてきました。
県によりますと今回の湧水などの原因は分かっておらず、復旧には高度な技術が必要として専門家から意見を求め検討を進めるとしており、復旧の見通しは立っていません。
なお、国道328号がう回路になっているということです。
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