第106回全国高校野球選手権静岡大会は7月27日、静岡市の草薙球場で準決勝2試合が行われ、掛川西と聖隷クリストファーが29日の決勝戦へ駒を進めました。

第1試合は、春の王者加藤学園とCシード掛川西が対戦しました。序盤は2-2と互角の展開、掛川西は5回表、1死2塁から山下の適時2塁打、増井の適時打で2点を挙げ、リードします。さらに掛川西は8回表、1死1塁から堀口が右越え適時3塁打、さらに山下の中前適時打で6-2とします。加藤学園はその裏1点を返しますが、反撃もここまで。掛川西が2014年以来の決勝進出を決めました。

【草薙球場】
⚾第1試合
掛川西 101 020 020=6
加藤学園 110 000 010=3
(掛)加藤,増井,高橋-坂口
(加)小澤,山田,鈴木,小澤-片山
<本塁打>
なし

第2試合は、春の準優勝静岡と唯一ノーシードで勝ち残った聖隷クリストファーが激突しました。先制したのは静岡、1回裏1死3塁から中野が左犠飛で1点を挙げます。聖隷は3回に1死満塁からジャコブソンのスクイズで同点としますが、静岡は3回、相手の失策の間に勝ち越します。しかし、聖隷は9回、1死2塁から稲岡の左越え適時2塁打で同点とすると、伊藤の右越え適時2塁打で逆転。このまま勝った聖隷クリストファーが初めての決勝進出(2020年の独自大会を除く)を果たしました。

⚾第2試合
聖隷クリストファー 001 000 002=3
静岡        101 000 000=2 
(聖)袴田-井上
(静)谷脇-石垣
<本塁打>
なし

決勝戦は、掛川西と聖隷クリストファーの県西部勢対決となりました。掛川西が勝てば、1998年以来26年ぶりの甲子園出場、聖隷クリストファーが勝てば、春夏通じて初めての甲子園出場となります。決勝戦は29日午前10時から草薙球場で行われます。

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