若者のパワーがまちを元気にする。
このほど鳥取県北栄町で若者が主役となって地域を盛り上げるイベントが開かれました。
仕掛けたのは、まちの大人たち。若者のために頑張る姿を追いました。

「私は祭が日本を元気にする。廃れた地域をよみがえらせる力があると思っています。祭で活気あるまちづくりを目指す、これがいまの私の夢です」

6月29日、北栄町のとある広場。
ステージ上で、高校生や大学生たちが自分の夢を熱く語っていました。

これは、初開催の若者のためのイベント、その名も「EI!Fes」です。

ちなみにこの「エイ!」、一体何のことなんでしょうか?
答えは黒いスタッフTシャツを着た大人たちにありました。

イベントの前日、会議室に集まった大人たち。
ホワイトボードには「EI!HOKUEI(えい ほくえい)」と書かれたパネル、そして、Tシャツのそでにも同じロゴが…。

Q.エイ!というのは?
「エイ!エイ!オーのエイ!です。
北栄町を元気にしたいということで、まずはエイ!というところで」

地域の若者たちの挑戦を応援し地域活性化につなげようとする団体「EI!HOKUEI」。
地域活性化起業人として去年4月に北栄町にやってきた大西浩嗣さん、町内で花工房を営む根鈴啓一さん、カメラマンの大塚健一朗さんたちが中心となって、去年11月に立ち上げました。

EI!HOKUEI 根鈴啓一さん
「価値観の合う人たちと、まちづくりを一緒にしたいなと思っていたので」

EI!HOKUEI 大塚健一朗さん
「町内でも名前を知っている方々はおられたが、それがつながるということがなかったので、ものすごく可能性を感じています」

いまでは、趣旨に賛同したサポーターはおよそ40人。
これまでトークイベントや桜まつりなど、若者を元気にするイベントを実施してきました。

6月には、町が企画した鳥取中央育英高校と農業の魅力を伝えるTikTokの動画撮影にも協力しました。

EI!HOKUEI 大塚健一朗さん
「子どもたちってこんなにキラキラ輝いているんだなと感じました。もしかすると我々が勝手に子どもたちの可能性を決めちゃってるんじゃないかなとも感じたので、もっともっと子どもたちがやりたいことだったり、もっともっと子どもたちが輝くことをサポートできたらいいと思っています」

子どもたちの可能性をもっと引き出したい。
その思いで企画したのが「EI!Fes」です。

それぞれ仕事を持ちながら、2か月という短期間でなんとか開催にこぎつけました。

EI!HOKUEI 大西浩嗣さん
「まあまあ疲れた顔になっちゃってますけど。あしたは成功させたいなと思っています」

そして、迎えた当日。
雨雲も「エイ!」っと吹き飛ばし、前日までの雨がうそのような快晴です。

天気も味方につけ、あとは最後までやり切るだけ。
メンバーも各持ち場で準備に余念がありません。

EI!HOKUEI 大塚健一朗さん
「わくわくしてます。多分1000人くらいくると思うので」

そして、午後2時、いよいよイベント開始!
会場はすぐに多くの来場者で溢れました。

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