富山県南砺市の夏の風物詩「福光ねつおくり七夕祭り」が26日から始まりました。街は鮮やかな吹き流しやあんどんで彩られ、にぎわいをみせています。「ねつおくり」は農作物の病害虫を追い払い豊作を願う伝統行事で、これにあわせて行われる七夕祭りは今年で69回目を迎えます。

南砺地域では、一年で一番暑いとされるこの時季に、大人は太鼓を打ち鳴らし、子どもは「ねつおくるばーい」と囃しながら、願い事が縛られた笹竹で稲の穂先を払い、地区内を一巡する行事が300年以上前から行なわれてきました。

この伝統行事にあわせて開かれる「福光ねつおくり七夕祭り」は、夏の風物詩として地域住民に親しまれています。

福光商店街の通りにある高さ10メートルほどの竹には、地元の園児たちが書いた短冊などの七夕飾りがとりつけられ、色鮮やかなカラクリや吹き流しが通りを彩っています。

あいどるになれますようにと書かれた短冊

さらに、初日の26日には小矢部川のさくら橋付近で花火大会が開かれ訪れた人々は夜空を照らす大輪の花を楽しんでいました。

福光ねつおくり七夕祭りは28日まで開かれます。

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