パリオリンピック™でローイングに出場する石川・小松市出身の宮浦真之選手。日本最高位の5位以上を目指して大舞台に挑みます。

去年、「ボート」から名称が変わった「ローイング」。4月に韓国で行われたアジア・オセアニア予選に出場した宮浦選手は2人乗りの「軽量級ダブルスカル」で優勝し、初のオリンピック出場権を獲得しました。


宮浦真之選手
「スタートから出られるレース展開で、ものすごいプレッシャーで緊張感があった。1位でゴールで来た時はものすごくうれしかった」

宮浦選手は小松市出身の28歳。小松明峰高校から中央大学を経て現在はNTT東日本に所属しています。


5月末、慣れ親しんだ小松市の梯川に、強化合宿の合間をぬってふるさとを訪れた宮浦選手の姿がありました。

高校時代は目立った成績があげられなかった宮浦選手ですが、当時、指導にあたった高澤隆介監督はその非凡な才能に将来性を感じて、無理をさせない指導を心掛けたと言います。

小松明峰高校ボート部 高澤隆介監督
「いずれ日本を代表する選手になっていければいいかなと思っていたので、とにかく基礎基本とまずはボートを嫌いにならないこと、なぜやっているのか理解できるように、じっくりと3年間トレーニングをした」


自分を客観的に分析してトレーニングに取り組めるのが宮浦選手の強みのひとつです。

「あわよくばメダルを…」地元で語る本番への意気込み

宮浦真之選手
「メダルとなると体力もテクニックもメンタルも総じてあと一歩、二歩劣るのでこの2か月で全てを上回ることはできなくはないと思っているが、メンタリティとテクニックの2点を集中してやっていきたい」

地元で開かれた宮浦真之選手の壮行会では、中学校時代に監督として指導した茶谷允士さんから、宮浦選手の当時のストイックなエピソードが披露されます。

茶谷さん
「日曜日(練習が)休みだったんで休めばいいのに友達と自転車で獅子吼高原まで行く山登って下りて帰ってくると…」

間もなく初戦を迎える宮浦選手。オリンピックに向けて語る目標は…

宮浦真之選手
「日本最高位が6位なので5位以上しっかり取ってあわよくばメダルを。結果は自分の全力を尽くさなければ伴わないと思うのでそのためにも全力を尽くしたい」


宮浦選手が出場する軽量級ダブルスカルの予選は今月28日に行われます。

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