間もなく被爆79年の原爆の日を迎えます。広島市安芸区では26日朝、原爆で亡くなった地元の人たちを追悼しました。

原爆死没者追悼式が行われたのは、安芸区の瀬野川地区です。

JR安芸中野駅近くの公園には死没者を追悼する石碑があり、石碑が設置された1994年から毎年、追悼式が実施されています。ことしは地元の小中学校7校の児童・生徒の代表などおよそ100人が参列しました。

追悼式では、子どもたちが自分たちで折った鶴を納め、「平和への誓い」を読み上げました。

畑賀小学校の児童
「僕は平和を作ることは、そこまで難しいことではないと思います。なぜなら、その意識がたくさんの人に広がれば、平和は自然とできてくるものだと思います。」

瀬野川地区では、建物疎開や学徒動員などで広島市中心部などにいたおよそ170人が亡くなったとされています。

追悼式の実行委員会は「時代と共にどんどん風化していく原爆の記憶を継承していかなければならない」と話しています。

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